今回は、クリエイターエキスパートシリーズの「レゴ (LEGO) NASA スペースシャトル ディスカバリー号」についてレビューします!
クリエイターエキスパートシリーズと言えば、数あるレゴシリーズの中でも、究極のレゴビルドチェレンジとして上級者向けモデルとして展開されています!
組み立ての所要時間は数時間とじっくり楽しめるだけあって、子どもだけではなく、大人も楽しめるとあって、今注目されているシリーズとも言えます。
その中から、2021年3月に発売したばかりの宇宙シリーズとして3つ目となるNASAスペースシャトルディスカバリー号とハッブル宇宙望遠鏡を組み立てたので感想を含めてレビューをしていこうと思います。
レゴ (LEGO) NASA スペースシャトル ディスカバリー号の基本情報
製品名称 | |
NASA スペースシャトル ディスカバリー号 | |
LEGO型番 | セット名 |
10283 | NASA スペースシャトル ディスカバリー号 |
テーマ | 発売日 |
クリエイターエキスパート | 2021年3月 |
ピース数 |
対象年齢 |
10283 | 18歳以上 |
キーワード |
|
#LEGO #クリエイターエキスパート #18歳以上 #2021年 |
同封のミニフィグ
今回のセットにはミニフィルの同梱はありませんでした!
作り方・取扱説明書
レゴ公式サイトから、レゴ (LEGO) NASA スペースシャトル ディスカバリー号 10283の公式組み立て説明書をPDFでダウンロードすることができます。
組み立て難易度の確認や、既に本製品をお持ちで同封の公式組み立て説明書を紛失してしまった際などにご活用ください。
組み立て説明書にはピースのセット内容や個数、セットの遊び方についてなどご確認いただけるため、プレゼントや購入を検討されている方も参考にすることもオススメです。
実物詳細レビュー
パッケージ
ご覧ください!これがNASAスペースシャトル ディスカバリー号のセットが入ったパッケージです!
以前、ヒデュンサイドシリーズのニューベリー高校についてレビューしましたが、撮影ボックスに入りきらない大きさだったため、いつもと違う場所で撮影しました。
パッケージデザインは、当クリエイターエキスパートシリーズではお馴染みの黒を基調としたパッケージカラーですが、宇宙シリーズだけあって星が描かれています。
また、何よりも男心を揺さぶるような迫力あるディスカバリー号がドン!っとあり、その脇にはハッブル宇宙望遠鏡があります。
続けて、パッケージ裏を見ていきましょう。
実はこのディスカバリー号とハッブル宇宙望遠鏡ですが、合体します!
実際にディスカバリー号は宇宙でハッブル宇宙望遠鏡を使って天体観測をする様子を忠実に再現しているようで、その再現度はこれまでにも実はレゴからはNASAスペースシャトル ディスカバリー号をいくつも発売されているのですが、今回始めてハッブル宇宙望遠鏡がセットになり、しかも合体するといった内容になっています。
海外のYouTubeでも、今回のディスカバリー号は流通限定商品とだけあって、すぐに在庫がなくなるのではないか?ともコメントされていました。
それだけ、レゴファンにとっては再現性や魅力があるセットだと言うことが伝わるのではないでしょうか⁉︎
では実物に触れながら詳細を見ていきましょう!
画像全体
これが今回のセットです。
すでにディスカバリー号にハッブル宇宙望遠鏡を合体させた状態です。
何もよりも迫力が伝わるでしょうか?公表データでは長さが54cm、幅34cm、高さ21cmもあります!
そしてレゴに親しみがある方は分かるかと思いますが、フォルムも素晴らしい所があります。
レゴと言えば、角のあるピースで構成されているため、丸みのあるデザインが難しいとされています。
そんな中、再現性にこだわり抜かれた本セットではこれまでのディスカバリー号にはなかった丸みが再現され、よりリアリティを演出できるようになりました。
また、ハッブル宇宙望遠鏡では、リアルな可動ソーラーパネルや望遠鏡ドアを備えているなど、シルバーのペースで構成されていてディテールに凄くこだわっていることもよく分かります。
ディスプレイ用
そして、ディスプレイ用としてスペックと記録が記された説明書きの札もあります。
ウィキペディアによると、スペースシャトル計画はこれまでに35回の飛行ミッションがあり、スペースシャトル ディスカバリー号 STS-31は1990年4月24日に打上げられ、着陸または着水した1990年4月29日までの約5日の間にハッブル宇宙望遠鏡を地球軌道に投入させたスペースシャトルのようです。
こういった情報を調べるきっかけもレゴの魅力と言えるのではないでしょうか。
ギミック部分
続けて、バックを見ていきましょう!
エンジン部分は3つ備わっており、その内、上部のメインエンジンは摘んで左右に回すことができるようになっています。
実際の仕様とは異なるようですが、転回する時などに使う左右の翼となる主翼にあるエレボンと言われる部分が上下に動く仕様となっています。
そのほかのギミックとしては、エンジン下にあるボディフラップと言われる部分のレバーを押し込むことで、滑走路に着陸するためのタイヤ(降着装置)が飛び出す仕様になっています。
普段、私たちが乗る飛行機では、この降着装置機能として、離陸した際にタイヤを本体にしまったり出したりとできるようですが、スペースシャトル ディスカバリー号については、無駄をそぎ落とすためだったのでしょうか。戻す機能が備わっていなかったそうです。
そこを意識してなのか、本セットもタイヤは飛び出しますが、レバーを引いても戻すことはできません。
ギミックへのこだわりがここにもあるようです。
それにしても、スペースシャトルディスカバリー号になぜタイヤがついていたのでしょうか?
こういった視点で調べてみるのも面白いかもしれませんね。
調べていくにつれて、スペースシャトルの歴史や、当時の背景、魅力が分かると思います!
私が一番驚いたのは、当時のPCスペックでした。。
まさかそんなスペックで宇宙を目指せるなんてっといった感じです。興味のある方は調べてみてください!
こちらはコックピットで、2階構成になっています。
ご覧の通りブルーシートで再現されていますが、ミニフィグを乗せるには小さすぎる気がしませんか?
ミニフィグを搭乗させるサイズとなると、恐らく本セットの5倍はしないといけないと思われるため、このようなサイズになったんだと思います。
ミニフィグを搭乗させたい場合は、2階部分の一部のピースを取り外すと事で、一応搭乗させる事ができました。
ただし、この場合だと1人しか搭乗できないため、リアリティに欠けてしまいます。
まだまだ続きます!
ハッブル宇宙望遠鏡をディスプレイ用のスタンドから取り外したスペースシャトル ディスカバリー号がこちら。
しっかりと展開式ラジエター・パネルが閉じられる仕様になっています。
実は、、、展開式ラジエター・パネルを開いた中にハッブル宇宙望遠鏡を入れる事ができるようになっていました!
ただ残念な事に、ソーラーパネルを巻きつけた状態のパーツを付けた状態だとペイロード・ペイ(貨物室スペースのような部分)と言われる部分に収める事が出来ませんでした。
実際はどうだったのか分からないのですが、一部再現しきれていない部分として突起があったりするなど部分的に異なる点があるため、実際は勝手ながらも収めれたんじゃないかと思っています。
ご存知の方がいましたらコメント欄より教えてください!
あと、やはり注目すべきところはロボットアームではないでしょうか。
通称シャトル・リモート・マニピュレータ・システム(SRMS)と呼ぶようで、シャトルの貨物室から貨物を動かして、所定の位置で放すために使われたり、浮遊している貨物を掴んで貨物室に入れて固定することもできたそうです。
1つ前のモデル「STS-2 」より搭載されていたとのことで、宇宙でのミッションを行う上で欠かせないツールだったようです。
見た目は貧弱なのですが、宇宙は無重力!
細いアームであってもハッブル宇宙望遠鏡のような大きな物まで動かせるというのは不思議な物です。
続けて、ハッブル宇宙望遠鏡を見ていきましょう!
なんと言っても、まず目にとまるのはソーラーパネルではないでしょうか。
ソーラーパネルのパーツは実は2種類あり、ソーラーパネル収納時の形状と開いた状態の2種類が用意されていました。
どうも、ソーラーパネルは軸に巻き付けるようにして収納されていたようです。
私はてっきり折り紙のように折りたたまれていたものだと思っていたのですが、そうではないようです。これも新たな気づきですね!
そして、このハッブル宇宙望遠鏡にも専用のスタンドがあります。
スペースシャトル ディスカバリー号と切り離してディスプレイとして飾ることができます!
筐体はと言うと、全体がシルバーピースで囲われていますが、実際はアルミホイルのような薄いシートで覆われています。
流石に、レゴでの再現は難しかったのだと思うのですが、雰囲気はバッチリと捉えられています。
実物は主鏡の口径が2.4メートルとあるようで、これまでにも様々な惑星を発見してきた歴史に更に上書きするように詳細で鮮明に捉えることができたようです。
まとめ
今回は「レゴ (LEGO) NASA スペースシャトル ディスカバリー号」についててレビューしました!
さすが!クリエイターエキスパートシリーズと言って良いほどの仕上がりで組み立てながらもワクワクさせてくれるセットでした!
あまり意識しないと広がらない世界観をレゴを通じて楽しんで学べる事を、改めて本記事を通じて感じました。
これまでにもスペースシャトルは総打上げ135回、成功133回です。2回痛ましい事故があり、犠牲になった宇宙飛行士が居るほか、宇宙開発に関連する事故で整備員や技術者、近隣住民ら、少なくとも71名が死亡しているそうです。
危険を伴うチャレンジが今の当たり前があるのだと思うと、頭が上がりません。
最後に暗い内容となってしまいましたが、そんな夢や希望、歴史が壮大に詰まった本セットは組み立てた後も十分に楽しめる内容だったと思います!